2012/01/08
狭間の下絵到着
突然のことで驚きました.
村の総会へ出かけて帰ろうとしていると,「新調委員会ありますよ.狭間の下絵が来ています.」と声を掛けられました.先に言うといてくれな,総会に行ってなかったらどないするん...まぁええかぁ.
彫師の小河さん,高谷さんに感謝です.
正面は熊野神社祭神の伊邪那美にちなんで,伊邪那岐,伊邪那美による「天瓊を以て滄海を探る(国土創生)」の場面.天浮橋から,まだ混沌とした海とも陸ともとれない世の中に,天沼矛を指してかき混ぜ,その矛先から垂れて積みあがった滴が,淤能碁呂島(おのごろじま)となり,その島に降り立ったイザナギ,イザナミの二神が,神御柱を立ててその周りを回った後に結ばれて(1回目はイザナミから声をかけたことがよくなかったと,蛭子を生み海へ流します.その蛭子が帰ってきたのがえびす神だと言われています.そして2回目は御柱を回った後にイザナギの方から声をかけて,大八洲(おおやしま)と呼ばれる日本の国土を生みます.
この狭間の場面は,天沼矛で天浮橋からかき混ぜている場面です.
参考までに,小林永濯による絵を添えます.
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